ラルヒャー&シューマンの演奏会

この間のフランツ・シュミットのプログラムといい、今回のプログラムといい、最近は弾いてる演奏会は少ないのに、難しい曲に当たってしまうことか多いような気がします💦

今回のプログラムは、

トーマス・ラルヒャー「全ての日々」
シューマン「交響曲4番」

の2曲。

トーマス・ラルヒャーはウィーン国立音大を卒業した、ピアニスト&作曲家。(先輩だ。。)
現在まだ40代半ばくらいで、評価の高い現代曲を演奏、作曲している人なんだそうです。

ラルヒャーさんは今年、オーストリアで大きな賞を受賞している人なので、絶対すごいんだろうけど。。

弾くの難しい(笑)

テクニック的にどうこう難しいとか、練習しなくちゃいけない、というタイプの難しさではなく、一人で楽譜を眺めている分には、楽譜は

「ぼく、むずかしくないよ」

って顔をしているくせに、いざオーケストラで演奏しようとすると、もう自分がどこで何弾いてるんだかさっぱりわからなくなっちゃうタイプの難しさです。(笑)

なんでそうなるかって言うと、オーケストラみんながバラバラな動きをしているからなんですよねー。

セカンドヴァイオリンだと、普段は14人なら14人、同じ楽譜を弾いています。

でも今回はセカンドヴァイオリンの中でも楽譜が7種類に分かれてる!!

もう、自分を信じて弾くしかない、みたいな状態です。

現代曲だからあんまりメロディーとかもないし。。
現代曲を作曲する人の頭の中どうなってるんだろう?

ヴァイオリンも大変だったけど、今回一番大変だった楽器はピアノだったと思います。

今回のプログラムを演奏するにあたって、演奏してくれるピアニストを探したところ、この案件がウィーン中のピアニストにたらい回しにされたという事実からも推察できますが(笑)。

現代曲をピアノで弾くときって、いろんな特殊奏法が求められたりすることがあるんです。

今回も、特殊も特殊、すっごい特殊な奏法が盛りだくさんだったようで。

例えばピアノの弦に、消しゴムを削ったものを挟んでミュート(弱音器)の役割をさせたりとか。

準備も半端なく大変だったようなので、弦楽器の私たちが大変だ大変だ言ってはいけないなあと反省してしまいます。

まあファーストバイオリンの人たちも、ギターピックで弦ピチピチ弾きながら弾いてたりしてたんで、今回はみんなイレギュラー奏法頑張ってたといえば頑張っていましたが(笑)。

このラルヒャーさんの曲はかなり編成が大きかったので、今回後ろの方に座っていた私からは指揮者が遠い。。。

ただでさえ拍がわかりづらい曲なのに、指揮者と距離あるともっとわかりづらい!セカンドバイオリンがみんな同じフレーズ弾いているんだったらいいんだけど、目の前に座ってる人全然違うフレーズ弾いているし。

録音もしていたから、CD化とかされるんだろうか。。
恐ろしい。。

プログラム後半は、シューマンの4番の交響曲と前半とはうってかわってクラシカルな曲。この曲は奥さんのクララ・シューマンの誕生日のために作曲されたんだそうです。

こんな誕生日プレゼントいいなあ。羨ましい!

シューマン独特の精神的にかき回されるような、というかあっちの世界に持って行かれそうな雰囲気がところどころにあって、わたしは結構好き。
躁と鬱がサンドイッチになりながら迫りくる感じがたまらない(笑)。
健康な時に聴かないとしんどいのかもしれないけど。
学生時代によく弾いた、シューマンのバイオリンソナタ2番をなんとなく思い出しながら演奏しました。

リハーサル中に隣に座っていた同僚に、

「現代曲弾いたあとに、こういう曲弾くとさ。。。なんか『家に帰ってきた』ような感じがするよね。」

と白状すると、に笑われてしまいました。

勉強不足を露呈されるようで恥ずかしいけど、わたしはやっぱ近代以前の曲が弾きやすいし、理解もしやすいかなー。

学生時代に現代曲奏法をもっとしっかり勉強しておけば、こんなことなかったのかなあと思うと、ちょっと悔やまれる部分もあります。

今からでも遅くないのかもしれないのですが。

 

 

 

 

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