ウィーンのジークムント・フロイト博物館

今日は朝はレッスンで夜はWiener Neustadt でニューイヤーコンサート。

休日ということもあり、その間の時間に久々にジークムント・フロイト博物館に行ってきた。

2020年に改装して、見学できる場所がかなり増えたらしいのだ。

ジークムント・フロイト博物館はウィーン9区に位置していて、当時フロイトの住居と診療所だった場所で様々な展示をみることができる。

フロイトが50年くらい過ごした場所だし、子供6人もいる家庭だったしということで住居はかなり大きい。

でもナチス・ドイツによるオーストリア併合のあと、フロイトはロンドンに亡命することになってしまったので、診療に使っていたあの有名な寝椅子も含め、家具などは運び出されてしまっていてここでは見ることができない。

こちらは診療所の待合室を再現した部分。

他の部屋はこんな感じで展示物が見られるようになっている。

旦那と息子と訪れたので、訪れたあとにどうだったー?と聞いたところ、旦那的には

「展示は素晴らしいけど、ガイドツアーの方がよかったかな。じゃないと展示の説明を読むだけになるからなあ。あと、当時の部屋の様子とかがあまり再現されてないから冷たい感じがするかな」

とのことだった。

私と息子は子供用の無料の宝探しのようなプログラムをやりながら見学した。

宝(シールだけど)を集めるそれぞれの箇所には、フロイトの家族やその人生、部屋に関わる情報が書かれていて、それを読み進めていくことで フロイトのことを知っていくことができる。

そこには、「彼はユダヤ人だったということでこの場所を追われて亡命しなければならなくなってしまった。だからこの博物館には 家具が全然ないけど、本当はどのような部屋だったんだろう。目を閉じて想像してみよう。」などとのメッセージが書かれている。

だからもしかして、あまり当時の様子を再現しすぎず、もぬけの殻のような寂しい状態を残しておくことはわざとなんじゃないかな、私は感じた。

息子に、「今日どうだったー?初めて知ったことは何かな?」と聞いたら、

「フロイトって人がいた。なんか医者っぽいことやってる人で、夢の話をする人。犬好き」

とのことだった😂

ざっくりと合ってる(笑)

こちらは宝探しで全てのシールのピースを集めると出来上がる フロイトの飼い犬の写真。

かわいいー

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