こどもが楽しく毎日バイオリンを練習する方法を考えてみる

こどもにバイオリンを習わせてみたものも、全然練習してくれない。。

と、お悩みのお父さんお母さん、結構いらっしゃるんじゃないでしょうか。

こどもも小学校高学年くらいになってくれば自分の意思で練習したり、嫌なら

もうやめるー

と意思表示してくれるかもしれません。

でもそれよりも年が下のこどもたちの練習は、「こどもの習慣づけ」というよりは、むしろ「親が習慣にできるか」にかかっているような気がします。

そうは言っても、仕事や家事でクタクタに疲れてるのに、パワーが有り余る子供達を捕まえて練習させると言うのは、骨が折れる作業です。ついつい

明日でもいいか。。。

と練習を先延ばしにしてしまい、結果レッスンの日まで全く練習していない、なんてことになっていませんか?

一週間に一回のレッスンの日にのみ、先生と一緒にバイオリンを弾いて上達できる人というのは、かなり希だと思います。
人を上達させるのは日々の個人練習の時間だからです。

そうは言っても、なかなかその時間も取れないし、疲れているのでどうしても後回しになってしまう。。。というパパやママたちのために、今回はこどもの練習のモチベーションを保ちながら、毎日定期的に練習を手伝うための方法を考えてみようと思います。

カレンダーを作ってみよう

「1日休んだら取り戻すのに3日かかる、3日休んだら一週間かかる。。。」

なんて、ほとんど強迫観念のような謎の訓示。
みなさんも一度はどこかで聞いたことあるんじゃないでしょうか?

これは、個人的には実際にはほとんど根拠がない内容じゃないかなと思うんですよね~(汗)。
時には会得した技術を少し寝かせておいたほうがうまく定着することもありますし、心身ともに休憩って大切ですしね。

ただ、小さなお子さんって一日に練習する時間が限られます。
未就学児に至っては、集中して連続して弾ける時間が5分もあれば御の字ですので。。

その状態で、一週間に2回とかしか練習しないのでは、それは上達しませんよね。

なので、一日の練習量が少ない時期はやっぱりできる限り毎日練習できたらなって思うんです。5分でも10分でも良いので。

ごはん食べたら歯を磨くとか、寝る前にトイレに行くとか。

そういうルーティンの中に「バイオリンを弾く」っていう項目が入ればしめたものなんです。

でも、こどもたちに「練習しなさい」って口うるさく言うのは体力使います。
実際練習し始めたら、小さな子どもには親が付き添っていなければならないので、親が「めんどくさいよー」と思ってしまったら、このルーティンは成り立たなくなってしまうんです。

わたしの場合は親がすごくしっかりした人で、毎日ストレスを与えることなく練習に導いてくれていたような気がします。

でも、わたしは自分に甘い人間なので、自分の親と同じようなことを自分のこどもにしてあげることができません・・。どうしても自分優先になってしまうんです。

と、いうことは。つまり。

親も、こどもも両方が「練習やりたいな、たのしいな」って思うような仕組みを作っていかなくては、通常練習の習慣ってついていかないんじゃないかと思うんです。

それで肝心の、親もこどもも両方が「楽しい」と思う練習習慣の付け方なのですが。

我が家はカレンダーを採用しています。

これはお友達にお勧めしてもらった方法で、我が家ではすごく成功しました。
生徒さんのご家庭でも成功しているところが多いので、ぜひ試してみてください。

カレンダーは「こどもカレンダー」と検索すれば、無料でダウンロードできるところがありますし、販売しているところも多いです。

我が家は、カレンダーに愛着をもってもらうためにこんなふうに自作しています♡

作成するカレンダーは普通に日付+書き込めるスペースがあるもので、その日にこどもがやるべき「タスク」を書き込んでいきます。

たとえば我が家ならば「バイオリン」「ピアノ」「にほんご」など。

そのタスクをこなせば、お気に入りのごほうびシールがもらえたり、お母さんのサインがもらえるという仕組みです。

やるべきことを「可視化」すると頭が整理されます。
また、できたらチェックを入れることにより「できた、あしたも頑張ろう!」とモチベーションが上がると思います。

ゲーム要素を取り入れる

我が家ではさらに、一日のタスクをクリアすると宝探しにチャレンジできるというゲーム要素を取り入れてみました。

子どもの宝=お菓子です(笑)。
大したもんではないです。小さなチョコレートとか飴とか、そんな程度です。

本日は宝箱の中にイチゴのチョコレートを入れてバスタブの中に隠しました(笑)。

こどもには日本語の読み書きがきちんとできるようになってほしい、、と願っているので、すべてのタスクが終了したら、こどもに宝物の位置を書いた手紙を渡します。

この手紙を自分で読んで、理解できなければお菓子はゲットできません。

こどもはこの宝探しが大好き!
解読も真剣そのものです。

宝探しがしたくて、「バイオリンの練習をしたい!」とこどものほうからねだってくるようになると思います。

まとめ

この方法を試してみてもうまく行かなかったり、うまく行っても、やっぱり毎日はできなかったりするかもしれません。
でも、どうか焦ったりいらいらしたりしないでください。
大切なのは、こどもたちが音楽を楽しむ心を持つこと。親と子の共通の時間を持つことです。
毎日続けていると、じりじりと集中できる時間が増えてくることにきっと気づくはずです。
楽しみながら、一歩一歩前進していきましょうね。

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