ウィーンを訪れるのならば、何度もその前を通りかかることになるウィーン国立歌劇場(Wiener Staatsoper(ヴィーナー・シュターツオーパー)。
ここでは毎晩、世界のトップ音楽家による魅力的なオペラが上演されています。
でも
内部の建築だけならみたいけど。。
と思う方も多いのではないでしょうか?
そんな時にお勧めなのがウィーン国立歌劇場のガイドツアーです。
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ウィーン国立歌劇場ガイドツアー参加方法
ガイドツアーというと、なんとなく予約しなくてはいけない感じがするのですが、ウィーン国立歌劇場のガイドツアーは、個人であれば予約なしで訪れることが可能です。(グループは予約が必要です。)
ただし、コロナウィルスの影響で今は一つのツアー30人までという制限があるので予約していったほうが無難かも。
予約は国立歌劇場のホームページからメールですることができます。
そういえば、日本から観光に来た方が
国立歌劇場の内部を見学したいんだけど、夏季は公演がないから入れないのよね。。
と話していたのを聞いて、慌ててガイドツアーがあることをお話する機会がありました。
いえいえ、ウィーン国立歌劇場は、公演のない7月、8月でもガイドツアーで内部見学が可能です!
ガイドツアーは毎時行われることがほとんどですが、日によって本数が少なかったり、行われていなかったりすることがあるので、事前に必ずチェックするようにしましょう。
催行されるかどうか、何時に行われるのかは国立歌劇場のサイトに載っています。
ツアーは開始時間を過ぎて始まることがほとんどですし、ギリギリについても大丈夫ですが、開始時間が過ぎると入口が閉まって中に入れなくなってしまうので、開始時間までには必ず建物の中に入るようにしましょう。
ガイドツアーの入口は、国立歌劇場の正面入り口ではなく、国立歌劇場の左側面Opernring(オーパーンリンク)とOperngasse(オーパーンガッセ)が交わるちょうど角のところにある小さな入口です。
入口を入るとこんな感じで、たいていかなり混み合っています。
写真はコロナ前の様子(2019年)なので、今はもうちょっと空いているはず。
この写真の右奥にチケットボックスがあるので、そこでガイドツアーの料金を支払いましょう。
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ガイドツアーの料金(2021年8月現在)
シニア(65歳以上): 8ユーロ
学生、子ども(26歳以下): 5ユーロ
ウィーン国立歌劇場の内部
チケットを購入したら、ホールの方に進みましょう。
なんとなく昔懐かしな感じの撮影スポットがありました(笑)。
みなさん喜んで撮影していましたよ~。
ホール内にはたくさんの言語が書いたプラカードが掲げられています。
言語の種類はかなり豊富で、英語やドイツ語はもちろん、スペイン語、イタリア語、フランス語、ロシア語、そしてなんと日本語のツアーもあるんです!
ただし日本語ツアーは毎時行われているわけではなく、午後に1度か2度行われるだけなので、日本語のガイドツアーに参加したい人は何時に催行しているのか電話で確認するか、事前にガイドツアーの入口の壁に貼ってある時間割りで確認しておくようにしましょう。
ガイドツアーが始まるまでに、希望する言語のプラカード付近に集まるようにしましょう。
当然のことですが、英語やドイツ語のツアーの参加者が一番多いです。
この日、わたしが一緒に訪れた友人が「どうせ説明を英語で聞いてもよくわからんだろうし、一番小さいグループに参加するか」と清々しくも潔い判断を下したため、ロシア語のツアーに参加することに(笑)。
ツアー開始予定時間を5分ほど過ぎたころに、ガイドさんがやってきました。
ロシア語なので、何言ってるのか気持ちがいいほどわかりません(笑)が、とりあえず促されるまま正面階段の方に進みます。
それぞれの言語のグループは、それぞれ違うルートでツアーをするようでした。なるほど、こうして混雑を避けているのですねー。
こちらが正面階段。
落ち着いた色合いで気品がありますよねー!
ウィーン国立歌劇場は、第二次世界大戦の爆撃で多くの部分が破壊されてしまったのですが、この正面階段は消失を免れた場所の一つです。
正面階段を上り切った後はこんな部屋を見学しました。
すっごくゴージャスな部屋なので、指揮者が使うのかな?と思ったのですが、実際はこの部屋はその昔、皇帝ヨーゼフ一世や皇妃エリザベートが使用した部屋で、現在は舞踏会の時のテレビのインタビューなど特別な機会にしか使用されていないのだそうです。
その次は、モニターでウィーン国立歌劇場の舞踏会の様子を見学しました。ウィーンはいまだに舞踏会の伝統が残っているんですよねー。
その後はオペラの舞台裏に移動。
ここでは、どんなふうに舞台の転換がなされているかなどのトリックを聞くことができて、かなり楽しかったです。(ロシア語のガイドはさっぱりわかりませんでしたが、隣や後ろを通りかかる英語やドイツ語のガイドを聞くことができました(笑))
舞台裏の見学のあとは、いよいよ客席に移動。
おおー!こういうの見ると、オペラ座ー!って感じがしますよね!
ボックス席はこんな感じ。
映画のワンシーンみたいだわ!
ちなみに、このウィーン国立歌劇場、各座席ごとに字幕があるのですが、なんとなんと日本語字幕もあるんですよ!
なので、ちょっとオペラって難しそうだな、と思っている人も日本語字幕付きならばきっと楽しめると思うので、是非ウィーンを訪れるのであればオペラ鑑賞にチャレンジしてほしいなー、と思います。
字幕プレートはこんな感じです。
さて、客席を見学し終えたら、ホワイエへ移動。
広々としていて美しい空間でした。
これで一連のガイドツアーは終了です。所要時間は約40分というところでしょうか。
ツアーを終えると、昔は自動的にオペラ座のお土産屋さん、Arcadia(アルカディア)に到着するようになっていましたが、、、
このお店、2021年1月に閉店してしまいました!
音楽モチーフのかわいいグッズがたくさんあったのでお勧めだったのに本当に残念です。
Arcadia Opera Shop
住所: Kärntnerstraße 40、1010 Wien営業時間:月曜日~土曜日 9:30~19:00、日曜、祝日 10:00~19:00電話番号:+43 1 513 95 68
まとめ
オペラに興味がある人はもちろん、そうでない人も、ウィーン国立歌劇場の建築の美しさにはきっと魅了されると思います。
是非、機会があれば訪れてみてくださいね。
Wiener Staatsoper (ガイドツアー)
住所: Goethegasse 1, 1010 Wien
電話:+43 1 514 44 2606
※当記事は2019年の記事のリライトです。
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