ウィーンに住むのであれば、まず始めに確保しなければならないのが住居ですよね。
せっかく住むのならば、快適な住居をゲットしたいところですが、予算という大きな問題も存在します。
ウィーンの家賃って一体どれくらいするのでしょう?
今回はウィーン市内の賃貸物件の平均家賃を調べてみたので、書いて行きたいと思います。
※この記事は2018年の記事を2021年のデータでリライトしたものです
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ウィーン 区ごとの家賃の相場
数字は、現在マンションを新しく借りた場合の1㎡あたりの値段(ユーロ)です。
区 | 50㎡以下 | 51~80㎡ | 81~129㎡ | 130㎡以上 | 平均 |
1.Innere Stadt | 22,78 | 20,31 | 19,57 | 19,51 | 20,02 |
2.Leopold Stadt | 18,52 | 14,55 | 13,26 | 13,22 | 14,99 |
3.Landstraße | 17,90 | 16,09 | 16,01 | 16,19 | 16,54 |
4.Wieden | 17,57 | 14,92 | 17,05 | 16,03 | 16,11 |
5.Margareten | 17,15 | 14,16 | 13,85 | 16,48 | 15,13 |
6.Mariahilf | 18,68 | 15,33 | 16,57 | 16,58 | 16,59 |
7.Neubau | 17,77 | 16,55 | 16,20 | 16,27 | 16,53 |
8.Josefstadt | 17,88 | 15,10 | 16,83 | 15,70 | 16,36 |
9.Alsergrund | 17,43 | 16,33 | 16,55 | 17,46 | 16,78 |
10.Favoriten | 17,24 | 15,40 | 13,79 | 17,62 | 15,83 |
11.Simmering | 16,88 | 16,22 | 11,55 | 情報なし | 16,68 |
12.Meidling | 17,26 | 14,71 | 14,09 | 12,64 | 16,17 |
13.Hiezing | 16,16 | 14,72 | 15,46 | 14,46 | 15,21 |
14.Penzing | 17,55 | 12,51 | 12,64 | 11,42 | 14,13 |
15.Rudolfsheim-Fünfhaus | 15,99 | 13,24 | 12,61 | 情報なし | 14,74 |
16.Ottakring | 15,82 | 13,91 | 12,99 | 13,80 | 14,80 |
17.Hernals | 15,55 | 13,43 | 13,92 | 情報なし | 14,12 |
18.Währing | 15,89 | 14,00 | 14,25 | 17,18 | 15,14 |
19.Döbling | 17,37 | 16,23 | 17,27 | 18,33 | 17,03 |
20.Brigittenau | 15,61 | 13,61 | 10,46 | 11,81 | 13,63 |
21.Floridsdorf | 16,56 | 14,98 | 13,58 | 11,52 | 15,55 |
22.Donaustadt | 17,28 | 16,40 | 16,64 | 15,89 | 16,87 |
23.Liesing | 16,47 | 15,32 | 15,36 | 15,27 | 15,52 |
表を眺めていると、全てではありませんが多くの区において、小さな住居(50㎡以下)が割高で、中くらいの大きさの住居が割と割安という傾向が見られますね。
実際家賃がどれくらいの値段になるか試しに計算(1ユーロ130円で計算)してみると、
20,31×80=1,624.8ユーロ (約21万円)
■ウィーンの20区で80㎡の住居を借りる
13,61×80=1,088.8ユーロ (約14万円)
東京やロンドン、ニューヨークなんかに比べたらまだ激安なんでしょうが、何年もウィーンに住んだ人がこの表を見たら「家賃相場上がったなあ!」と思うのでは。
10年位前までは「1㎡につき10ユーロくらい」で相場を計算できていたのですが、
もう1㎡10ユーロ以下のところなんて皆無なんですね・・・。
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ランキングしてみると?
上記の表をもとに、家賃の高い区と低い区、それぞれ3位までランキングしてみました。
まずは高い方から見ていきましょうか。
1位 1区 Innere Stadt
2位 19区 Döbling
3位 22区 Donaustadt
高い区に関しては、家探しをしてて感じるそのままの結果が出ているような気がします。
1区はウィーンの街の中心地で、ミュージアムのような美しい住居が立ち並ぶ地区。
多くの人が憧れて住みたがる割には住居の数が少ないから、値段が高いのは仕方ないでしょう。
19区は中心地からは若干離れている、落ち着いた高級住宅街です。
ベートーヴェンハウスがあるのもこの地区で、自然が多く街中の喧騒を忘れて過ごせる場所です。
22区は、現在でも新しく開発が続く地区です。
ドナウ川沿いにモダンな高層ビルなどが立ち並んでいて、魅力的な地区開発が成されています。
自然あり、レクリエーションあり、病院、幼稚園などが便利な場所にあり、と住みやすい&これからもっと住みやすくなっていくであろう地区です。
この3つの区はランキング上位メンバーという感じですね。
ちょこちょこ入れ替わったとしても、上位を大きく譲ることはないと思います。
それでは家賃の安い区のほうのランキングも見ていきましょう。
1位 20区 Brigittenau
2位 17区 Hernals
3位 14区 Penzing
家賃の低い区は、上位3区とも中心から少し離れた区でした。
とはいえ、中心地から離れていたとしても22区や19区のようにランク入りしている場所もあるので、やはり落ち着き加減や住みやすさが家賃に影響しているのかな。
わたしは個人的にはこれらの家賃が安いと言われる区、全然嫌いじゃないんですけどね。
20区は確かに外国人が多い区でごちゃごちゃしてる感はありますが、安いお店やマーケットがあって楽しいですし、ドナウ運河やアウガルテンという大きな公園も近いです。
14区も17区も場所によってはちょっと異国情緒が溢れちゃってるところもありますが、基本的には自然豊かな区です。
この記事は3年前の2018年に書いた記事のリライトなのですがこの3年でもランキングは結構入れ替わっているので、今後も結構変わっていくんじゃないかな、と思います。
ただ、家賃の高い区1位の1区は、不動なんじゃないかな~。
まとめ
ウィーンにお住まいの方、今回お伝えした家賃の相場と現在お支払いの家賃に大きな差はありませんでしたか?(安い分には大きな差は歓迎ですけどね!)
これから留学やお仕事でウィーンにいらっしゃる方は、この家賃の相場を参考にして、コスパの良いおうちを探してみてくださいね。
[参考サイト]
Immopreise.at
(2021年9月24日)
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