カフェ「フラウエンフーバー」あの作曲家達もこの地で演奏した 

田舎から義理のお母さんがウィーンに遊びに来たので、家族でウィーン観光をしてきました。

レストランで昼食を食べ終わって「さあ次はカフェハウスで甘いものだね」となった時、ウィーンって選択肢が多くてすごく迷ってしまうんですよね~。

なにせウィーンはカフェの周りにできた街だって言われちゃうくらいカフェハウスが多いんですから。

お義母さんのリクエストは

「ウィーンの伝統的なカフェハウスでありながら、混んでなくてすぐ座れるところ」。

またまた、そんな難題を、、うーん、とわたしが頭をひねって思いついたのは。。。

※この記事は2018年の記事のリライト記事です

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ウィーンで最古のカフェ「Frauenhuber」

伝統的、ということではウィーンのどこのカフェにも負けないカフェ・レストラン

「Frauenhuber」(フラウエンフーバー)

なにせ、フラウエンフーバーはウィーン最古のカフェハウスなんですから!

フラウエンフーバーの入口の壁にはこのような石板がはってあります。

訳すと、

「1788年に、ここでマリア・テレジアの料理人フランツ・ヨーンが有名なコンサートが行われた高級レストランを開きました。ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトは1788年にこでヘンデルのパストラーレを、ルードヴィック・フォン・ベートーヴェン1797年に4つの管楽器とピアノフォルテのための5重奏を演奏しました。

と書いてあります。

モーツァルトとベートーヴェンといえば、小学校の音楽室に肖像画が飾ってあった、あの人たちですよね。

彼らがこの場所で演奏したとき、ここはまだカフェ・フラウエンフーバーという名前ではありませんでしたが、実際この場所に生きて、存在し、演奏していたんだな~。。と思うと感無量になります。

 

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フラウエンフーバーの内部

入った瞬間小さいカフェなのかな?と思いきや、中は結構広いです。

待つことなく席をゲットし、さて、ケーキのメニューを見てみようとメニューを開いてみると、、、

あ。。ほとんどない。。。

うーん、しまった!

このお店、ケーキのメニューが少なくてザッハートルテ(チョコレートケーキ)とハウストルテ(自家製ケーキ。ちなみにケシの実のケーキです)、それからアプフェルシュトゥルーデル(アップルパイ)くらいしかないみたい。

じゃあこれにしよう、と私たちが注文したのはウィーン名物ザッハートルテ。

頼んだらすぐに運ばれてきました。

はっ、、!

追加でたのんだ生クリームが、ザッハートルテの上にでろ~んと乗っている、、!

これはデザイン的に新しい、、

というか多分失敗作(笑)

普通はケーキの上にお花のような形で乗ってるか、横に添えてあるかなんですが。

伝統の店は、インスタ映えなんて狙わない!(笑)

ちなみにこの生クリーム。
ウィーンでケーキを食べる時、よく合わせて注文されるものです。

と、いうのはザッハートルテなどのオーストリアのケーキはとても甘いから。
生クリームはケーキを甘さを和らげるのにピッタリなんです。

え?生クリームのほうが甘くない?!

と思われるかもしれませんが、ウィーンでは生クリームはお砂糖を入れて泡立てないため、全く甘くないんです。

甘いザッハートルテと生クリームを一緒に口に入れると、ケーキの甘さが口の中で中和されてちょうどいい感じになるので、ザッハートルテを注文するときは「生クリーム付き」がお勧めです。

「Mit Schlagobers(ミット・シュラークオーバース)」(生クリーム付きで)

と言って注文すると通じますからね!

お義母さんは食べるなり、

「あら~。ちょっとパサパサしてるわね~。近所のハインリッヒさんとこの奥さんのザッハートルテの方がしっとりしてて美味しいわあー。」

と、ウィーン最古のカフェの伝統ザッハートルテをバッサリ斬っておりました。(笑)

ちょっと、お義母さん!!(笑)

すごいのは私のお義母さんでしょうか、ハインリッヒさんとこの奥さんでしょうか。

姑最強説はインターナショナルだということを思い知った日でした。

フラウエンフーバーは予約した方がいい?

カフェ・フラウエンフーバーのテーブルは全部で38席です。
6人までの予約なら、ホームページから予約も可能。

Cafe Frauenhuber - Kontakt
Reservieren Sie online einen Tisch für bis zu 6 Personen. Möchten Sie für mehr als 6 Personen reservieren kontaktieren Sie uns bitte...

6人以上のグループで予約がとりたい場合は、別なお部屋に席を用意してもらえるので、メールか電話でコンタクトを取ると良いとのことです。

今まで何度か行って、座れなかったことはないので特に予約することもないと思いますが、待ち時間なく確実に座りたいのならば、ネット予約していくといいかもしれませんね。

フラウエンフーバーでウィーンの古き良きカフェ体験を

お義母さんにはバッサリ斬られていましたが、フラウエンフーバーの白黒の映画に出てきそうな古いカフェは体験してみる価値があり。

このカフェでお客さんは、未だに蝶ネクタイをしたウェイターに「だんな様(Gnädiger Herr(グネーディガー・ヘア)」「奥様(Gnädige Frau(グネーディゲ・フラウ)」と呼ばれ恭しく扱われます。

ベビーカー押して子連れで行ってもそんな風に恭しく扱ってくれるので、一瞬執事カフェに来ちゃったかのようなラグジュアリーな気持ちになっちゃいますよ(笑)。

そんな古き良きウィーンのカフェの雰囲気、フラウエンフーバーで是非味わってみてくださいね。

Cafe Restaurant Frauenhuber

住所:Himmelpfortgasse 6, 1010 Wien
電話番号:+43 1 5125353
開店時間:月曜日から土曜日8:00~20:00 日曜・祝日 休業
アクセス:地下鉄1号線/3号線 Stephansplatz駅から徒歩5分
Homepage:

https://cafefrauenhuber.at/index.php/de/

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