オーストリア人って、いったい普段どんなものを食べているのか気になりませんか?
わたしの旦那は日本食よりは食べ慣れたオーストリア料理の方を好んで食べるため、食卓に並ぶのはオーストリア料理が多くなりがち。
わたしはウィーンに来るまでは、オーストリア料理なんて作ったことがありませんでした。でも、結婚してからは、義理の父からレシピを教わっていろいろなオーストリア料理を作るようになりました。
せっかくなので、それらのレシピをご紹介しようと思います。
今日は、オーストリアの超!家庭料理、じゃがいものグーラッシュ(Erdäpfelgulasch(エアトエプフェルグーラッシュ))です。
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じゃがいものグーラッシュの材料
4人~6人分
・ソーセージ 4本
・白インゲン豆 500g
・ゼンメル(オーストリアの丸パン。なければ普通のパンでOK)
・サワークリーム 250g
・たまねぎ 中2個
・塩 少々
・こしょう 少々
・パプリカパウダー 少々
・チリパウダー(お好み)
・ニンニク 3片
・牛肉スープの素
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じゃがいものグーラッシュの作り方
① じゃがいもの皮をむいて茹でます。
写真のじゃがいもは切ってませんが、こんな風に大きいまま茹でるよりも、ちょっと切っておいた方が早く火が通りますよね・・
② 玉ねぎをみじん切りにして、大きな鍋の中で透明になるまで炒めます。
③ 玉ねぎを炒め終わったら、そこに500ミリリットルの水を注ぎ、火を止めます。
④ ③の中に潰したニンニク片、塩、こしょう、パプリカパウダーを入れます。(辛いのがお好みの人はチリパウダーも)
にんにくを潰す器具がない人は包丁でみじん切りでもよいと思います。
なおオーストリアで購入するときは、パプリカパウダーには辛いものと辛くないものがあるので、お好みのものを選びましょう。
うちは子どもも食べるので、辛くないもの(Edelsüß(エーデルジュース))を使用します。
辛いのが良い人は(Scharf(シャーフ))と書いているものを使用するとよいですよ。。
⑤ 茹であがったじゃがいもを食べやすい大きさに切り、④の中に入れます。
⑥ じゃがいも全てに水がかぶるまで水を足します。
⑦ 水500ミリリットルに対して1欠片の牛肉スープの素を入れます。
牛肉スープの素はドイツ語ではRindsuppe(リントズッペ)といい、調味料コーナーなどに置いてあります。
日本で買うんだったら、こういう固形ブイヨンとかが一番近いんだろうか・・・。
⑧ ⑦を沸騰させます。沸騰したら中火に戻して10分間煮込みます。
⑨ じゃがいもを竹串などで突き刺し柔らかいことを確認したらサワークリームを加えます。
サワークリームはドイツ語でSauerrahm(ザウアーラーム)と言います。
牛乳や生クリームなどが売っているコーナーに売っていますよ。
昔給食に出た食べるヨーグルトみたい。
⑩ 鍋からじゃがいも数個と、ソースを細長い容器などに取り出して、ハンドミキサーで混ぜます。混ぜ終わったソースは、再び鍋の中に戻します。
これは、ソースをトロトロにするためです。
⑪ ソーセージを輪切りにして鍋にいれます。
我が家はFrankfurter(フランクフルター)というソーセージを使っています。
⑫ ソーセージを入れたら、もう沸騰させずに、5分から10分そのまま置いておきます。
これでじゃがいものグーラッシュは完成!
⑬ お皿に白インゲン豆を入れます。
我が家は缶詰のお豆を使っています。
Weiße Bohnen(ヴァイセ・ボーネン)という名前で缶詰コーナーに売っており、煮ないでそのまま食べられるので便利です。
⑭ お豆の上にじゃがいものグーラーシュをかけて出来上がり!
夫はゼンメル(Semmel)というパンをこのグーラッシュの中にちぎっていれて食べますが、実は私はパン無しの方が美味しいと思っています。
でもオーストリア人的には、パン無しのじゃがいものグーラッシュは「変!ありえない!」なんだそうな。
ご飯無しのカレーみたいな感じなんでしょうか?
オーストリアの家庭料理、じゃがいものグーラッシュ。
オーストリアで作ればじゃがいもやソーセージなんて数百円だし、お豆もサワークリームも100円程度で買えるので、大鍋いっぱいに作っても家計に優しいんですよね~。
じゃがいもとソーセージが入っているので、子どももパクパク食べますよ。
翌日再び食べる予定の場合は、一気にソーセージを入れるのではなく、食べる時に食べる分だけ入れたほうがパリッとしていて美味しいそうです。
是非試してみてくださいね♪
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