本来は忙しいはずの12月、一度もオーケストラ業務をすることなく終えた2020年。
コロナの影響で未だロックダウンが続くオーストリアですが、ありがたいことに昨日より初仕事が始まっています。
とは言っても、ロックダウン中は観客を入れてのコンサートは禁止されています。
だから今わたしたちにできることは、リハーサルや、CDやテレビ、動画などの録音、録画業務のみです。
今回のプロジェクトは指揮者ファビオ・ルイージを迎えて、リヒャルト・シュトラウスの「アルプス交響曲」の収録業務。
あれ、でもファビオ・ルイージって・・・。
年末コロナ感染で仕事キャンセルしてたよね?
大丈夫なのかな?(汗)
と、思っていたのですが、元気にやってきてくれました。
陰性証明を持って(笑)
夫婦で感染したらしいけど、お互い全く違う症状が出たそうな。
検査してみるまでわからないんだね~。。
久しぶりの仕事だったため、オーケストラのメンバーに会うのも久しぶり。
「元気だった~?」
という、お決まりの挨拶のあとに
「いやー、実はわたしコロナかかっちゃってさ~」
「親がかかってさ~」
「子供が二人かかってね~」
などと返答がゴロゴロ来るところが恐ろしかったです。。
団員からも、ロックダウン中感染者が結構出ていたようで。
大事に至った人はいなかったのが不幸中の幸い。
報道でも言われているように、まっっったくの無症状なのに、誰でも受けられる検査にたまたま行ってみて、はじめて感染していることに気づいた人もいたようです。
その反面、若い子でも
「かかったの3か月前なのにまだしんどい」
って言ってる子いるから、これはガチなやつだな~。。。
オーストリアでは昨年末からコロナの予防注射もスタートしているし、もういい加減この状態から脱することができたらいいなと切に願います。
今回のロックダウンは1月24日までの予定。
それまでは自宅に閉じ込めれることが多くなりそうですが、アルペン交響曲を弾きながら大自然に思いをはせて乗り切ろうと思います。
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