わたしはレッスンでスズキのバイオリン教本を使ったりするのですが、あれ、1巻の後半で急激に難しくなりません?(笑)
音の数が多くなったり、唐突に出てくるテクニックに子供たちが困惑することもあるので、わたしはそういう時、別な教本を混ぜながら先に進める作戦をとっています。
わたしがそんなときに使うのは、この教本。
新しいバイオリン教本2
新しいバイオリン教本、ここで紹介しているのは2巻ですけど、この教本の前半は、鈴木バイオリン教本の1巻の後半よりずっと弾きやすいラインナップになっていると思います。
後半はリーディングやザイツのコンツェルトなどの難しい曲も登場しますが、前半は鈴木の1巻の箸休めのような感じとして使えるので重宝しています。
もう一冊、似たような感じの用途として使っているのは
篠崎バイオリン教本1
この教本は、曲が進んで行っても急激に難解にならず、マイルドにレベルアップしていくので、子どもたちにはストレスになりづらくていいなあと思います。
あと、1冊のなかにいろんな調があるのもよいよね。
バイオリンを弾いている人の数だけ、上達の仕方にも違いがあるので、進み方はホントそれぞれでいいと思う、というかそれぞれであるべきだとわたしは思います。
「あの人はもう鈴木の4巻なのに、うちはまだ2巻、、、負けた!」
とか言う会話とかよく聞きますが、教本の進行に勝ち負けって・・あるのか?(笑)
教本が進んでいる人より、ゆっくり進んでいる人のほうが実力的には上、ということだって往々にしてありますしね~。
でも、芸術の上達って目に見える指標というものがほとんどないので、わたしたちって数に対するあこがれみたいのがやっぱりあるんですよね!
その結果として「この教本何巻まで進んだ」という指標が重要化されがちなのかもしれませんね。
でも、お勧めは
「昨日の自分より今日の自分はどれだけ前進できたか」
っていう自覚を指標を指標にすること。
その指標をやっぱり曖昧だと思うなら、
「あの曲が弾いてみたい!そのためにはどのテクニックが必要かな?」
こういうのでもいいですよね。
自分に合う教本を見つけて、一歩一歩前進していきましょう!
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