ウィーンで博物館を訪れるのならば、普通は自然史博物館や馬車博物館、家具博物館などを訪れるのではないかと思います。
なのに、うっかり行っちゃったよ。
葬儀博物館。
いやー、行かないよね、普通。
なんで行っちゃったんだろう。
でもね、これが意外に興味深かったのですよ。
ホントに。
そんなこんなで、今回はウィーンの葬儀博物館「Bestattungsmuseum(ベシュタットゥンクスムゼウム)に行ったときのレポートをします。
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ウィーン葬儀博物館への行き方
ウィーン葬儀博物館への詳しい行き方は、こちらの関連記事、中央墓地への行き方を参考にしてみて頂けると嬉しいです。
上の記事にかなり詳しく書いたのですが、ざっくりまとめると市電6、または71の「Zentralfriedhof 2.Tor(ツェントラルフリードホーフ・ツヴァイテ・トーア)」駅を下車して、中央墓地に行きましょう。
中央墓地の第二門をくぐったらそのまま右へ。
するとオーバラー(Oberlaa)というカフェが右手に見えてきます。そのカフェをそのまま通り過ぎると、目の前に写真のような葬儀博物館が現れますよ。
うん、ああ。。
地下か。。。。
見た目もなんか、石棺みたいな建物だし。。。。
自ら進んでは入りたくない博物館な感じです。
でも入ります。。。(笑)
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ウィーン葬儀博物館の受付&お土産屋さん
地下に潜って、葬儀博物館に入ると、すぐそこは受付&お土産屋さん(爆)になっています。
まずは受付でチケットを購入しましょう。
入場料(2021年8月現在)は
シニア、学生(60歳以上、27歳以下) 5ユーロ
11歳まで 無料子供(12歳)〜2ユーロ
ウィーンの博物館の中ではかなりお安い設定ではないでしょうか。
ちなみに6,99ユーロのオーディオガイドもありますが、残念ながら日本語はありません。
お、おう。。。
棺桶モチーフや死神モチーフ、はたまた霊柩車モチーフの、えっと、誰にあげたらいいのかな。。?っていう品物がいろいろ。
ダメ押しはこちらのTシャツ。
死神モチーフの上には「人生最後のツアーコンダクター」と書かれています。
ブラックすぎてどんな顔していいかわからんわ!!(笑)
もう、こういうのいいからー・・
では、気を取り直して博物館に入っていきましょう~。
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葬儀博物館の内部
葬儀博物館の内部は、思ったより広く、見ごたえがありました。
まあ、雰囲気は始終こんな感じなのですが。。。
真っ暗で怖い。。(笑)
でも、展示は興味深し。
おお、これは様々な霊柩車のモデルですねー。
さすがのト〇カにもこのモデルはあるまい。
これは昔の葬儀の様子なんでしょうね。
このウィーン葬儀博物館には、このような絵や、葬儀の際に使ったコスチューム、馬車や棺桶など250もの展示物がありました。
音楽家に関する展示物も
クラシック音楽が好きでウィーンの中央墓地を訪れたのならば、この葬儀博物館もセットで見学することをお勧めします。
と、いうのはウィーンを代表する有名な音楽家の展示物も存在するからなんです。
こちらはヨハン・シュトラウス、ブラームス、ブルックナー、レハールの死亡に関するお知らせなど。
ちょっとブラームスのものを抜き出して撮影してみました。
亡くなったブラームスのお葬式をここでやるよー、といった音楽協会からのお知らせのようです。
こういうの見ると、「やっぱこの人って実在してた人物なんだなー」ってひしひしと感じる事ができますよね。。
そうでないと、どうしても楽譜やCDの中に存在するだけの人って感じがしてしまうので。
こういう風に、大作曲家が生身の人間だったんだなー、と実感する機会が多いのが、音楽の街ウィーンなんですよね。
ちょっと怖かったけど、来てよかったなーと思える博物館でした。
みなさまも、中央墓地に立ち寄る機会があれば是非合わせて訪れてみてくださいね!
Bestattungsmuseum
住所:Simmeringer Hauptstraße 234, 1110 Wien
電話: +43 01 76067
開館時間:月曜から金曜 9:00~16:30、
土曜(3月1日~11月2日)9:00~16:30、それ以外の土日は休刊
祝日は休館
11月1日 10:00-17.30
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