ウィーンのシンボルと言えば、何といってもシュテファン大聖堂(Stephansdom(シュテファンスドーム))一択で間違いないでしょう。
シュテファン大聖堂を訪れれば、きっとその外観にも内部の荘厳さにも圧倒されると思いますが、特に感動的なのは北塔から眺めるウィーンの美しい街並みだと思います。
今回はシュテファン大聖堂の北塔に上ってきたので、その様子をレポートしますね。
※この記事は2018年のリライト記事です
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シュテファンス大聖堂に入ろう
ウィーンのシンボル、シュテファンス大聖堂は、地下鉄1号線と地下鉄3号線のStephansplatz(シュテファンスプラッツ)駅から出てすぐの場所に位置しています。
地下鉄の駅から地上に出ると、そびえ立つシュテファンス大聖堂!
この日は曇っていたので、なんだかハリーポッターみたいな雰囲気になってます。
ちょっと怖い。
正面入り口から内部に入ってみましょう。
荘厳ですよねー!
ミサ等が行われている時間帯は、後部にある柵ごしにしか見学をすることができませんが、行われていない時は前方まで進んで見学することができますよ。
ちなみにミサは、参加するのであれば信者でなくても入ることが可能です。
シュテファン大聖堂の北塔に上ってみたよ
シュテファン大聖堂には合計で4本の塔があります。
そのうち、上ることができるのは北塔と南塔の二つ。
高さでは南塔が136メートル、北塔が56メートルと、南塔の方が圧倒的に高いのですが、南塔は343段の階段で上らなくてはならないということと、頂上まで上っても外に出られないので眺めがイマイチということで、わたしがお勧めするのは断然北塔です!
北塔はエレベーターで上ることができます。
エレベーターは、シュテファン大聖堂を入って左前方に進んだところにありますよー。
北塔への入口はこんな感じ。
入口の上には赤い掲示板に「AUFZUG ZUR PUMMERIN」(プンメリンへのエレベーター)と書いてあります。
この入口をくぐると、中はチケット売り場兼エレベーターの待合室になっています。
北塔のエレベーターを使用する料金は
子ども(6歳から14歳まで) 2,5ユーロ
です。
ウィーンの多くのミュージアムにある、学生割引やシニア割引はないようですね、残念!
少し並んで北塔のエレベーターのチケットをゲット。
Nordturm(ノルドトゥルム)というのがドイツ語で北塔という意味です。
エレベーターの待合室は、ちょっと狭く、混み合っていました。
と、いうのはエレベーターが結構小さいということと、エレベーターの中にエレベーターガールならず、でっかいエレベーターおじさまが乗っていたので、エレベーターに1回で乗れる人数が少なかったからです(笑)。
2回エレベーターの往復を見送って、やっとわたしたちの番。
エレベーターが塔の一番上まで上がると、入った側と反対側の扉が開きますよ。
こちらが北塔からの景色。
北塔のメリットは、何といっても塔の外に出て歩けるという所。
ちょっと曇っていたけれど、それでもこの絶景!
吹き抜ける風が気持ちいいです。
シュテファン大聖堂の横の馬車停がこんなに小さく!
見事なモザイクの屋根も、こんなに間近で見ることができます。
これって、全部瓦なんですって!
この瓦、大聖堂の北と南全部合わせてで23万枚も使用されているのだそうですよ。
ちなみに屋根の鳥さんの模様は、オーストリア・ハンガリー帝国の双頭の鷲。
左の鳥の胸にあるのが、オーストリアの紋章、右の十字のものがウィーン市の紋章ですね。
展望台にはお約束のコインで使える双眼鏡。
どれが何の建物なのか説明するパネルもついています。
こういう双眼鏡って、子どもの時以来覗いたことなかったんですけど、今回は久しぶりに覗いてみました。
そうしたら結構楽しいんです、これが。
建物の上に美しい屋上ガーデンがあったり、知らない屋上カフェや中庭があったり。
道を普通に歩いているだけでは絶対気づかないような、ウィーンの街の姿を見ることができてとても感動しました。
さて、シュテファン大聖堂の北塔が特別なのは、この眺めだけではないんです。
北塔では、Pummerin(プンメリン)と呼ばれる、ものすごく大きな鐘を見ることができるんですよ。
プンメリンは、こんなガラス戸の中に入っているので、覗いてみますね。
おお、よく見えます!
このプンメリンはオーストリアで1番大きな鐘。
オスマン・トルコ軍がウィーン包囲の際に残していった大砲などを溶かして作ったのだとか。
新年など、特別な行事の時のみに鳴らされる鐘なんです。
わが家は大晦日から新年にかけて大抵ラジオをつけているのですが、新年になる瞬間にいつもこの鐘の音がラジオから流れてくるので、なんかちょっと除夜の鐘っぽいなあと思っています。
この鐘があるから、エレベーターの入り口には「プンメリンへのエレベーター」と書いてあったんですね。
展望台からは細い階段で、さらに高い場所にある踊り場に行くことも可能でした。
存分に北塔からの絶景と、風の心地良さを楽しんで、再びエレベーターで地上に降りました。
エレベーターおじさんは、数か国語でそれぞれのお客さんに「さようなら」を言っていました。
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ドームショップ
帰りにシュテファン大聖堂内にある、ドームショップにちらっと立ち寄ってみました。
基本的にはイエス様やマリア様モチーフのアクセサリーや絵葉書などが多かったですが、ウィーン土産もちょこちょこありました。
ちょっといいなと思ったのがシュテファンス大聖堂のラベルのワイン。
オーストリアのワインとしては、なかなかの値段がするのですが、味はどうなのでしょうね!
今度お土産に買ってみようかな。
Stephansdom Nordturm
住所: Stephansplatz 3, 1010 Wien
電話: +43 1 51552 3054
北塔のオープン時間: 毎日 9:00~17:30 月曜日から木曜日は18:30~21:30も
ホームページ:
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