わたしはウィーンに来るまで、ウィーンのスイーツのことを
「どーせダサくてデカいパンみたいなやつでしょ」
と、完全に馬鹿にしていました。
でも、実際にウィーンのカフェを訪れてみてびっくり!
見た目が綺麗で、味も繊細なケーキを出すところがたくさんあるんです。
ウィーンの中心地にある「カフェ・ムゼウム」(Cafe Museum)も、そんな魅力的なスイーツを楽しむことができるウィーンのカフェの一つ。
先日そのカフェ・ムゼウムでお茶してきたので、今回はその体験レポートをお届けしたいと思います。
※この記事は2018年の記事を2021年の情報でリライトしたものです
スポンサーリンク
カフェ・ムゼウムってどんなカフェ?
カフェ・ムゼウムはウィーン国立歌劇場や楽友協会、セセッシオン、ウィーンミュージアムなどコンサートホールや美術館、博物館のすぐ近くにあるカフェです。
入口はこんな感じ。
夏季にはお店の前に比較的大きなテラス席が出現します。
1899年にカフェ・ムゼウムがオープンしてからというもの、たくさんの芸術家が常連として訪れていました。
その常連とは、画家ではグスタフ・クリムトやエゴン・シーレ、作家ではペーター・アルテンベルグやカール・クラウス、建築家ではオットー・ワーグナーやアドルフ・ロースなど。
錚々たるメンバーですね!
スポンサーリンク
カフェ・ムゼウムでお茶を
カフェ・ムゼウムはかなり客席数の多いカフェなので、訪れてすぐ座れなかったことはなかったのですが、この日は週末の夕方だったこともあってか、ほとんど満席!
最後の1席をギリギリでゲットできました。
テーブルの上にはキュートな絵入りのメニューが!
何これ、かわいい!!
カフェ・ムゼウムのスイーツはラントマンというお店系列のスイーツです。
そのため、ウィーン内にはいくつか同じスイーツが食べられるカフェがあります。
たとえばカフェ・モーツァルトや、カフェ・ラントマンなど。
こちらのカフェも、また機会があればご紹介したいと思います。
メニューの絵もかわいいけど、注文する前にはやっぱり実物を見ておきたいですよね!
カフェ・ムゼウムの入口には、ケーキを実際に見ることができるショーウィンドーがあります。
ここで、食べたいケーキをチェック!
全部美味しそうです!
迷った挙句、最終的に旦那が注文したのはこちらのトリュッフェルトルテ(Trüffeltorte)。
チョコレートのスポンジと生チョコクリームが交互に重なった幸せの味のケーキです♡
ヨーロッパのケーキの割にはそんなに甘ったるくないので、日本人の口にも合うと思います。
何を血迷ったか、旦那はチョコレートケーキに合わせて生クリームがタップリ乗ったココアを注文しておりました。
チョコレートケーキ+ココアって・・・・。メタボるよ、、、?
生クリームのはみ出し方が、、半端ない!
ちなみに、ドイツ語でココアのことをKakao(カカオ)と言いますよ。カカオ豆のカカオなので覚えやすいですね!
ちなみにわたしが注文したのはミルヒラームシュトゥルーデル(Milchrahmstrudel) in バニラソース。
ふわふわ生地のレーズン入りのミルクパイを、温かいバニラソースにからめて食べるのは至福です。レーズン入りでした。
飲み物は普通に紅茶で。
紅茶はポット入りなのが嬉しいです。コップに2杯分くらい入ってるかな。
美味しいケーキに、めちゃ幸せなわたしでしたが、旦那は「美味しいけど、ちょっと高いよねー」と肩をすくめていました。
そうかな、と思い値段を見てみると、おお!
ケーキは5ユーロ超え。あたたかいデザートに至っては7ユーロします。
そうか、ケーキ1個が日本円にすると約700円とかなのか。
そう思うと確かに高いかな。日本では700円するケーキって普通でしたっけ?
「ヘタするとケーキ一個がお昼の定食の値段だよね」
「でも悔しいけどおいしいね」
我ら庶民夫婦は、敗北感を感じつつも優雅な時間を楽しんだのでした。
朝ごはんやランチもお勧め
今回はお茶をしに行った「カフェ・ムゼウム」ですが、ここは朝ごはん(Frühstück(フリューシュトゥック)やランチ(Mittagsmenü(ミッタークスメニュー))さがもお勧めです。
フリューシュトゥック(朝食セット)は5,8ユーロ(約700円)から19,50ユーロ(約2500円)。値段は内容によって変化します。
本を読みながら、ゆったりと朝ごはんを食べると、とてもエレガントな気分になってきます。
こちらの人は、週末にカフェで朝ごはんを食べるのを習慣にしている人多いんですよね~。
ぜひ、その感じを一度味わっていただければ、と思います。
朝ごはんは11:30まで注文することが可能ですよ。
ミッタークスメニュー(ランチ)は月曜日から金曜日の11:30から14:30限定で注文できます。
値段はスープとメインのセットで12,5ユーロ。
メニューは日替わりで、季節の材料を使ったお料理を食べることができます。
わたしは、ウィーンに来て初めて食べたランチが、このカフェ・ムゼウムのランチでした。
大学の憧れの教授と会う約束をやっと取り付けて、教授の家の近くまで来たのですが、待ち合わせよりずいぶん早い時間についてしまい、カフェ・ムゼウムでドキドキしながらランチを食べたことは、今思い返しても懐かしいかぎりです。
カフェ・ムゼウムは私にとってそんな思い入れのあるカフェですので、今でも時々はランチに行きます。
お料理はいつも新鮮で、健康的。量もたっぷりなので、きっと満足できると思います♪
もしもお昼時にカフェ・ムゼウムに立ち寄ることがあれば是非試してみてくださいね。
カフェ・ムゼウムではピアノの生演奏も!
わたしたちがお茶をしていると、スーツを着た男性がカフェにあるアップライトピアノの前に座り、おもむろにピアノを弾きだしました。
これがすごく素敵。そしてじょうず!!
耳馴染みの良いウィーンのメロディーに、お酒も飲んでいないのにほろ酔い気分になってしまいました。
このピアノの生演奏は、金曜日、土曜日、日曜日の17時から20時まで行われているそうです。
※ただしコロナ禍ではその限りではないのでお店に問い合わせてみるとよいと思います。
ピアニストが演奏している姿を間近で見たい音楽好きの方は、この時間帯にピアノの近くの席をゲットしてくださいね。
ピアノは、カフェを入って左の部屋の突き当りにありますよ。(トイレのドアの前(笑)です)
Cafe Museum
住所: Operngasse 7,1010 Wien
電話番号: +43 1 24 100 620
営業時間: 毎日8時から21時
アクセス: 地下鉄1/2/4号線 Karlsplatz駅から徒歩1分
ホームページ:
スポンサーリンク
コメント