初心者におすすめのバイオリン教材(楽譜)を紹介していくよ [1]

バイオリンを始めてみようと思うんだけど、楽譜や教材は何を用意したらいいんでしょう?

一番初めの教材選び、何を基準にして選んだらよいかわからず悩んでしまいますよね。

師事する先生が決まっていれば、先生がいつも使用されている教材を用意するのがベストです。
でも独学ではじめようと思っていらっしゃる方は、先生のアドバイスもないし大変ですよね。

今回は、わたしが初心者のレッスンで用意をしていただいている楽譜で、効率よく勉強できるな、と思っているものをいくつかご紹介していこうと思います。

バイオリンを初めて弾く人たち向けの教本

スズキメソード 鈴木鎮一 ヴァイオリン指導曲集(1) 新版[CD付]

世界中で使われている教本です。
人気だけあって、やっぱりよくできているな~、と感動する点がたくさんあります。

長所
・バイオリン始めたばかりの時は、長い弓が弾きづらいから、短い弓から練習をはじめられるようにできている
・こどもたちに耳なじみのある曲から入っていってくれるので、「知ってる曲だ!」と楽しんで弾いてもらうことができる
短所
・音階のバリエーションが少ない
・後半で急にレベルが上がるので、この本だけだとついていけなくなる人もいる
・読譜力をつけようと思ったら、先生がしっかり指導するか、自分で頑張ろうとしないといけない

Step by Step 1a: Schritt Für Schritt

これは日本ではほとんど使われていないんじゃないかしら。
こちらは上記で紹介したスズキメソードのドイツ語版子供用です。
オーストリアのレッスンでは、わたしはこの楽譜を優先して使用しています。

曲は日本のスズキメソードと同じものが載っているのですが、難しいフレーズをどのように練習していくべきかが、くわしく説明されており、指導者にとってもアイディアをたくさん得ることのできる1冊なのではないかと思います。

長所
・CDのピアノ伴奏は「ゆっくりーふつうー速く」の3段階に分かれているので、まだ速く弾けない時点でも伴奏と合わせながら和声やリズムの確認ができるようになっています。
・弓の配分表が楽譜の後ろに載っているので、感覚的に弓の配分を学べます。
・難しい箇所を、どうやって練習したらいいかというアイディアが豊富
短所
・日本の一般書店では売っていないと思うので、インターネットで購入するしかないと思います。
・本の中の説明文がすべてドイツ語(笑)。でもドイツ語が読めなくても、だいたい譜面だけで理解できる仕組みにはなっています。

ヴァイオリン音階教本 <小野アンナ>

こちらもほとんど日本のみで使われている楽譜だと思うのですが、すばらしい構成だなー!と思います。
カールフレッシュやセビシックにもいい音階がありますが、それらを弾く前に準備段階として使える楽譜だと思います。

長所
・音階を弾いたことのない人がストレスなく始められるレベルから、だんだんレベルアップしていき、最終的には3オクターブの音階や重音の音階まで学べる仕組みになっているので、かなり長く使えます。
短所
・どうやって練習したらよいか説明は一切書いていないので、独学の人にはあまり向いていないかもしれません。

新しいバイオリン教本(1)

わたしは現在この新しいバイオリン教本のをスズキメソードの補助のような形として使用したりしています。
すごく合理的な作りになっていて、特に3巻は重宝しています。

長所
・基礎的な音階、テクニック、それに準じた曲が合理的に配置されています
・弓の配分が細かく記載されているので、視覚的、感覚的に弓の配分を学ぶことができます。
・親しみやすい曲がたくさん載っているので練習していて楽しいです。
短所
・特に見当たらないくらい良くできているな~と思います。
3巻くらいになると先生なしではどうやって弾いたらよいかわからない場面が出てくるかもしれません

まとめ

よさそうな教本は見つかったでしょうか?
新しい楽譜が届くとテンション上がりますよね~。
新しい教本、新しい楽譜で、楽しいバイオリンライフをスタートさせてくださいね!

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