バロックから初期古典派までの音楽の奏法

ブックカバーチャレンジ6日目!

ラスト2日になりましたね~。

日々関係者以外は、間違いなく素通りな本中心で進めてきましたが(笑)、今日はさらにエクストリームな一冊をご紹介。

バロックから初期古典派までの音楽奏法 橋本英二著

本当、ここまでよくまとめたな~!

と感動する一冊だと思います。

著者の橋本英二さんは芸大のオルガン科を卒業したのち、アメリカの大学、大学院で学位を取得。その後フランスに渡り研究活動をされ、また世界各国で演奏会を重ねるなど、国際的に大活躍されている演奏家&研究家。

2001年にはシンシナティ大学の名誉教授になるなど、輝かしい功績の持ち主なのだそうです。

なんだか同じ日本人としてうれしくなってしまいますね。

手に取ってみるとわかると思いますが分厚くて、ずっしりくる本ですし、内容も見た目同様のボリュームです!

読み物というよりは、辞書、または論文的な感じの本、といったりしっくりくるかしら。

わたしはこの本を、「時間があるから読んでみよう~」というよりは、演奏方法で困ったときに、先生にSOSを出すような感じでめくるような使い方をしています。

この本を手に入れたのは6年くらい前だと思うんだけど、そのころ手に入れた本が次々と絶版になっているなか(笑)、この本は生き残っていることを考えると、需要も多いのでしょうね!

お勧めできるのはコアに音楽のお勉強&研究をされている方や、音楽愛好家の方、そして楽器の先生たち。

今回再び読み返してみて、

「あ、この間生徒さんにうまく説明できなかったアーティキレーションの例外のところ、ここに載ってるじゃん。。。」

みたいな箇所がいくつかありました。。。ちーん。。

「だからね、つまりここをこう弾くのはね。。。そういうもんなのよ、だってみんなそう弾くし。。」

みたいにだんだん語尾が小さくなっていくような説明しかできなかった箇所が、この本の内容が頭に入っているとうまく説明できることに気づいて、ほっとしました。

こういう本は魔除けみたいに持ってるだけじゃなくて、ちゃんと頭にいれておいて、必要なときにその知識を素早く取り出せるようになれなくてはダメだなー、と反省したのでした。

と、いうわけで、コロナ自粛期間中にこの本の脱辞書的活用を目指すことを決意しました。

内容を頭に入れるために読み返すぞー!

 

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