今日、はじめてバイオリンのレッスンに来てくれた7歳の男の子。
颯爽と楽器を構えたところ。。。
あれ??なんか楽器小さくない?
こどものバイオリンには、靴や洋服のように成長に合わせて様々なサイズの分数楽器があります。
今日は、こどもにあったバイオリンのサイズの選び方のお話をしたいと思います。
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バイオリンにはどんなサイズがあるの?
インターネットなどで、バイオリン用の小物を探しているときに
「バイオリン用 弦 A線 4/4」
なんて表記みたことないでしょうか?
この4/4というのは、バイオリンの大人用のサイズのこと。
フルサイズ、と呼ばれることもあります。
この大人用である4/4(フルサイズ)の楽器が使えるようになるのは、身長が145センチ以上が目安です。
日本人の平均身長だと⒒歳~12歳くらいから使える子が出てくるかなー、といった感じです。
それまではこども用の分数楽器を使うことになります。
それではこどもがどのくらい大きくなったら、どのサイズの楽器を使うのかを見ていきましょう。
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バイオリンのサイズ早見表
こども用バイオリンのサイズを判断するための3つの要素
身長、腕の長さ、年齢
による表を作ってみました。
身長と年齢は説明するまでもないと思いますが(笑)、腕の長さを測ることってあまりないと思うので、腕の長さの測り方だけ説明しておきますね。
腕の長さの測り方
まずは通せん坊をするように、地面と平行に横にまっすぐ手を伸ばしてもらってください。
かかしみたいな格好になったところで(笑)、手のひらを上に向けてもらいます。
こどもの左側の首の付け根から左の手の平の真ん中(つまりバイオリンがのっかるところです)までの長さが、下の表で基準になっている腕の長さです。
さあ、それでは早速見てみましょう。
身長 | 腕の長さ | 年齢 | |
1/16 | 105cm以下 | 38cm以下 | 2~4歳 |
1/10 | 105~110cm | 38~41cm | 4~5歳 |
1/8 | 110~115cm | 41~44cm | 5~7歳 |
1/4 | 115~125cm | 44~50cm | 7~8歳 |
1/2 | 125~130cm | 50~53cm | 8~9歳 |
3/4 | 130~145cm | 53~57cm | 9~11歳 |
こどもの成長や、体格はひとそれぞれです。
この表の3つの要素にすべてぴったり当てはまる子もいますし、バラバラな場所にチェックがついている子もいると思います。

身長は1/10なんだけど、腕の長さは1/8なのよね。。。
なんて場合は、一番良いのは先生と楽器屋さんに行って、実際に楽器を手に取って試すのが最良の策なのです。
しかし近くに楽器屋さんがないので、インターネットで注文しなくてはならない、、などという場合は表を頼りに判断しなくてはなりませんよね。
そんなときには、「腕の長さ」を優先の判断材料にするとよいと思います。
測り方がややこしい、、と思われる方は、簡単に分数サイズが分かるバイオリン分数サイズ測定器を使用するのも手でしょう。
質問あれこれ
楽器は必ずワンサイズずつ上げるべき?
こどもの成長はとてもはやいものです。

ワンサイズずつ上げていたら数か月で交換になってしまうんですが。。
そういう場合は、ワンサイズずつ交換することにこだわらず、サイズをひとつジャンプしてしまっても大丈夫です。
もちろんワンサイズずつ上げた方が違和感なく変わっていけるメリットはあるのですが、数か月ごとに楽器を変えなくてはならなくなるというのもストレスですので。。
分数バイオリンはレンタルした方がお得?
分数バイオリンはいずれは使わなくなるので、購入すべきかレンタルすべきか迷う方もたくさんいらっしゃると思います。
その悩みについてはこちらの記事でまとめてあるので、是非目を通してみてください。

楽器のサイズ変更する時期は?
楽器のサイズを変更する時期については、師事をしている先生とよく相談するようにしましょう。
新しいサイズの楽器に慣れるのに時間がかかってしまう場合もあります。
コンクールや発表会など、大切な本番の直前に楽器のサイズを変えるのは控えるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
自分にあったサイズのバイオリンは、弾き心地もよく美しい音がするはずです。
「うちの子の楽器、もしかして少し小さいのかな、、?」
と感じることがあったのならば、是非一度表を参考にサイズを見直してみてくださいね。
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