夏は暑くてただでさえたくさん汗をかくのに、バイオリンを練習したら汗だくになりません?
優雅そうに見える楽器演奏ですが、結構運動量が多いんですね。
そしてこの季節は、楽器が直接肌に触れるような服を切ることも多いことから、特に首周りのかぶれやあせもなどに悩まされるバイオリン奏者も多いようです。
今日は、バイオリン奏者の首や鎖骨部分の荒れが出てしまう原因と、そのトラブルを防ぐ方法を考えてみたいと思います。
バイオリンの持ち方がおかしい
初心者のころによく言われる

バイオリンが下がっていますよ!上げてください!
っていうあれ。
でも、上げようと試みれば試みるほど、だんだん下がってくるし、首は痛いし、、、なんて方がいらっしゃれば、それは
バイオリンを強く顎で挟みすぎ!
です。
バイオリンを顎で強く挟んでしまう弊害や、対策方法は別記事で紹介いたしますが、「この強く挟んでしまう」行為によって首周りの肌を傷つけてしまう人も多いようです。
このケースの場合は、持ち方を改善させると、荒れもおさまってくるでしょう。
金属アレルギーがある
バイオリンの顎当てには、金属でできている部分があります。
ここがちょうど首の部分に当たってしまい、アレルギーを起こしてしまっている場合もあります。
そんな時は、抗金属アレルギー用の顎当てを使ってみると良いでしょう。
これらの顎当ては、金属が使用されていないので、金属アレルギーの方も安心して使用することができます。
例えば、こんな感じのものです。上から順に大人用、2分の1サイズ用、16分の1~8分の1サイズ用です。

ええ。。?顎当て取り替えるんですか?今の結構気に入っているんですけど。。。

これがあると、痛みだけじゃなくて楽器のお掃除も楽になりそう。

確かに!女性だと、結構顎当てにファンデーションが付いちゃったりしますもんね!
金属以外のものに反応している
すぐに対処したい。。!
費用をかけず今すぐに対応したい場合は、とにかく痛い部分に直接楽器が触れるのを防ぐのが有効でしょう。
大人であればタオルやハンカチを顎当てと顎の間に挟み、痛い部分をカバーしてみてください。
小さなお子さんはすぐにタオルを落としてしまったり、挟むこと自体を嫌がることも多いので、荒れる部分をカバーする服を着せたり、スカーフを巻くなどして様子を見てみてもよいでしょう。
しばらくしても改善が見られない場合は、やはり演奏中の姿勢、顎当ての素材やアレルギーの有無を見直してみましょう。
とにかくこまめに汗を拭く
以上の対策をとったあとは、こまめに汗を拭きとり、なるべく肌を清潔に保つように心がけましょう。
まとめ
痛みがあると、練習していても楽しさが半減してしまいますよね。
上記に挙げたような方法で原因を探し、対処して、痛みなく演奏できるように環境を整えていきましょう。
コメント