この記事を読んでくださっている方は、バイオリンを弾くことを決め、今まさにピカピカのバイオリンを手に入れた方なのではないかと思います。
バイオリンの世界にようこそ!
これからバイオリンを通して、たくさんの楽しい経験をしていきましょうね。
バイオリンを習うことを決めたあなたならば、バイオリンを弾いている人の映像を見る機会は今までにも多かったかもしれません。
でも実際バイオリンを手にしてみると

え。。これ。。どうやって持つんだ。。。
ってなるんじゃないかと思います。(笑)
今回は、これからバイオリンを始めるみなさんに、バイオリンの構え方を説明していきたいと思います。
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まずはしっかり立とう
よい音は良い姿勢から!
まずは楽な姿勢で立ってみましょう。
■足を肩幅に、ハの字型に開く
右足と左足は基本肩幅くらいに開きます。
平行というより、ちょっとハの字に開く方が安定感があると思います。
個人的な意見としては、利き足(多分多くの人は右足なんじゃないかと思います)を若干後ろに引いた方がさらに安定感が増すような気がします。
足の位置が決まったら背筋をまっすぐに力を抜いて立ちましょう。
その時膝がピンと伸びすぎていないことに気を付けて。
膝は若干クッションが効くぐらいのほうがいいと思います。
つまりは正面からボンっと押されたときに、よろけないような姿勢です!
バイオリンを肩にのせてみよう
まず基本的に、バイオリンは左手で、弓は右手で持ちます。
(左利きの人は反対で持つことも不可能ではありませんが、ほとんどの場合は左利きの人でもバイオリンは左手で持ちます。オーケストラなどで弾いたときに、みんなと反対になってしまうので。。(笑))
弓の持ち方はこちらの記事で説明しているので

この記事ではバイオリンの構え方のみに注目します。
先ほど作ったまっすぐ立った姿勢のまま、顔だけを左足つま先のほうに向けてください。
このとき、上半身はひねらずに首だけをひねるようにして左を向くように気を付けてください。
こどもは「お顔を左向けてねー」と言うと、200%体ごと左に向いてしまいます!(笑)
おうちの方はしっかり突っ込んであげてください。(笑)
顔が左足のつま先の方を向いたら、いよいよ楽器を左肩と顎の間に差し込みます。
バイオリンを差し込む角度としては、体の正面に対してだいたい左斜め45度くらいがいいのではないかと思います。
鼻と、楽器の渦巻きと、左足先がだいたい同じ方向を向いてるかなーといった角度です。
楽器が入りにくかったら、奏者に少し上を向いてもらうと差し込みやすくなります。
このとき左肩、右肩のどちらか不自然に上がりすぎていないことに注意してください。
上がっていたら、力を抜くように促し、肩をすとんと下げてもらいましょう。
首の付け根にエンドピンがあたったら、今度は顎を顎当てにのせていきましょう。
時々、エンドピンが首に当たって痛い!という方もいらっしゃいます。
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顎を顎当てにのせてみよう
わかり辛いのが、顎当てのどのあたりに顎をのせたらよいのかだと思います。
イメージとしては、顎当てにあるふくらみに、顎をくいっとひっかけるような感じがよいと思います。
顎の全体ががっつりと顎当てにのるというよりは、顎の左半分が顎当ての右側に引っかかってる感じと言ったらいいのでしょうか。
ギュッと挟むというよりは、鎖骨の上にバイオリンがバランスよく楽器がのっている感じで持てるようになるといいと思います。
きつく挟みすぎると首が痛くなりますし、歯の食いしばりの原因にもなるので気を付けましょう。

楽器を顎と肩で挟んだままキープできるかな?
バイオリンの位置が決まったら、手を放してもバイオリンを支えられているか見てみてください。
落ちそうで怖かったら、はじめてはバイオリンの胴体に左手を添えて支えても大丈夫です。
繰り返し繰り返し安定して持てるように練習を続けましょう。
はじめは5分も持っていたら、いろんなところが痛くなって楽器を下したくなると思います。(笑)
そういう時は無理をせず、一度バイオリンを下して首や腕を回したり、ストレッチをしたりして、体のこわばりが取れてからまたチャレンジしましょう。
バイオリンが下がってきていないかな?
バイオリンの角度なのですが、床と平行になるくらいにキープできると良いと思います。
はじめはどうしても楽器の頭が下がってきてしまうと思うのですが、気が付いたら必ず水平に戻すように心がけましょう。
楽器が下がっていると、見た目も自信がなさそうに見えますし、実際音にも悪影響を与えることがあります。
堂々と胸を張って、楽器は高く保ちましょう。
そうすることで自ずから開かれた明るい音を紡ぎだすことができるでしょう。
まとめ
どうでしょうか?
うまくバイオリンは持てたでしょうか?
はじめはいろんなところが痛くなったり、思ったようにいかなくてイライラすることもあると思いますが、できる範囲ですこしずつやっていけば、必ずストレスなしで楽器を持てる時間が徐々に長くなっていきます。
焦らず、楽しんでバイオリンと仲良しになっていきましょうね!
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